2025-01-01から1年間の記事一覧

【プチのガチャポンエッセイ】(164)

【京都のラーメン屋】 京都出張2日目の午前中はスケジュールが空いていたので〈京都ラーメン〉を食べに行くことにした。京都は知る人ぞ知るラーメンの街なのである。 京浜中書島ちゅうしょじま駅の前を通って、府道79号線の伏見大手筋商店街の長いアーケー…

【プチのガチャポンエッセイ】(163)

【京都の街並】 京都2日目の朝、僕は〈宿〉を出て買物に出掛けた。 伏見区葭島よしじまの中書島駅ちゅうしょじまえき界隈の入り組んだ路地裏通りを歩きながらコンビニを探した。 ところが中々見つからないのだ。その辺りを2・3周回ってみたのだが見つからな…

【プチのガチャポンエッセイ】(162)

【戒律とビール】 随分むかしのことになるのだが、日本で〈アジア大会〉というスポーツの祭典が開催されたことがある。僕はその時、各国の選手団に食事を提供するという仕事をしたことがあった。市内の何ヶ所かに選手村が設けてあって、その中の1つの施設で…

【プチのガチャポンエッセイ】(161)

【トランシーバー】 少年時代には、よく〈トランシーバー〉で遊んでいた。当時の子供達が持っていた〈トランシーバー〉は玩具の色合が強くて、電波が届く距離は高々知れていた。「ザーザー・・〇〇くん応答ねがいます、どうぞっ!」「はいっ!ピーピー・・こ…

【プチのガチャポンエッセイ】(160)

【SNSの中の彼女】 僕は数年前からSNSを始めた。だからまだまだ初心者だ。ある日、FBが勝手に表示してくる〈友達かも?〉を見てドキッ!っとした。プロフィールの似顔絵が、昔別れた彼女だったのだ。住所や出身校を見ても間違いはなかった。そしてそこには〈…

【プチのガチャポンエッセイ】(159)

【下着】 家内が忙しくしている時、僕は、取り込んだ洗濯物を畳んで家内の手助けをすることもある。結婚して数十年も経てば家内のパンツだって畳むのだ。別に変な趣味ではないので突っ込まないで頂きたい。その日も洗濯物を畳んでいたのだが、その中に見たこ…

【プチのガチャポンエッセイ】(158)

【沖縄の古民家】 那覇空港に降り立った家族を出迎えてくれたのは、ロビーの天井にブラ下がった〈めんそーれ〉と書かれた歓迎の看板だった。初めて訪れた沖縄は天候に恵まれて、空は透き通るように青い。そして1月だというのに気温が24℃もあって本土が真冬…

【プチのガチャポンエッセイ】(157)

【テーブルマナー】 フランス料理のフルコースを食べる時には、何やら小難しい作法があって、聞いただけでも肩が凝りそうだ、なんて思われる方もおられるだろう。僕が勤務していたホテルの宴会課では、卒業を控えた学生や生徒を対象にした、〈テーブルマナー…

【プチのガチャポンエッセイ】(156)

【台湾のトイレ】 台湾観光は2日目に入っていた。・・・・・・・〈中正紀念堂〉で、有名な衛兵の交代シーンを見学したあと、僕は友人と一緒に紀念堂の界隈を散策した。友人が言う。「おい、トイレに行きたくないかぁ?」「あぁ、そう言われたら僕も行きたく…

【プチのガチャポンエッセイ】(155)

【台湾の古銭】 バスは次の目的地である、台北市万華区の〈龍山寺〉に向けて走っていた。ガイドの台湾人男性がマイクを握り、流暢な日本語で〈龍山寺〉についての解説をし始めた。「はい、龍山寺は台湾で1番古い寺院で、日本の統治時代には大掛かりな修理が…

【プチのガチャポンエッセイ】(154)

【鑑定結果】 弟夫婦が遊びに来ていた時、弟と幼稚園児だったウチの息子が一緒に風呂に入ったことがある。風呂からあがってきた弟が言った。「〇〇君に、お父さんのほうが大きいって言われたわ・・ショックじゃ~❗️」

【プチのガチャポンエッセイ】(153)

【遠足】 バスや電車で〈遠足〉に行くようになったのはいつ頃からだろうか?僕が小学校や中学校の時の〈遠足〉は、歩いて遠くに行くものだと決まっていた。当時は〈修学旅行〉〈運動会〉〈臨海学校〉などの楽しい学校行事があったが、〈遠足〉も心ときめく行…

【プチのガチャポンエッセイ】(152)

【拉麺とカレーライス】 浜松にある、某ピアノメーカーの〈ピアノ調律師〉を養成する学校に在籍していた時である。我々生徒は全国の特約楽器店から派遣されていて、全員が寮生活を送っていた。女の子も何人かいたのだが、さすがに少し離れたところに別の寮が…

【プチのガチャポンエッセイ】(151)

【親切なアラブ人】 勤めていたホテルのアルバイトに〈中東顔〉をした男子学生がいた。彼は生粋の日本人なのだが堀が深い顔立ちで、口髭や顎髭も濃いのだ。眉毛も濃かったのでほぼアラブ人に見えた。さてある時、何か思うところがあったのだろうか、夏休みを…

【プチのガチャポンエッセイ】(150)

【赤い薔薇のブローチ】 浜松にあるピアノメーカーでピアノ調律の研修生をしていた若い頃の話である。昼間は従業員と同じようにピアノ工場のラインに入ってピアノ製造の仕事をして、夜間に調律の勉強をするという日々を送っていた。そのピアノ工場の近くには…

【プチのガチャポンエッセイ】(149)

【手作りマスク】 「ねぇ、見て見てっ!マスク作ったよ~」家内が2階に上がったっ切り中々下りてこないなぁと思っていたらマスクを作っていたようだ。「ホラホラ、我ながらなかなかいい出来映えだわ、ど~ぉ?」「ん~ん?・・・悪いけど、これ、パンティみ…

【プチのガチャポンエッセイ】(148)

【朝ごはん】 〈白御飯〉〈ウィンナソーセージ・目玉焼き・レタス付〉〈玉葱とシメジと油揚げの味噌汁〉〈胡瓜と大根の浅めの糠漬け〉なかなか美味しい朝ごはんだった。僕の好きな物ばかりだ。・・・・・・・「ごちそうさま~旨かった~・・浅漬け、上手く漬…

【プチのガチャポンエッセイ】(147)

【夜の公園】 東京の夏の暑さといったら他にはなかった。それは夜になっても変わることがなくて、3畳ひと間のアパートの部屋の中は殆んどサウナ状態になった。1ヶ月の家賃が5.000円のその部屋にはエアコンなどが着いているはずもなくて、その暑さといった…

【プチのガチャポンエッセイ】(146)

【女の胸】 その〈アイドル〉は愛くるしい顔つきとは対照的に胸がかなりデカかった。「この子、胸が大きいよなぁ」僕は家内に話を振った。「残念だったね!アタシがペチャパイで」いきなり想定外の返事が返ってくる。「誰もそんなこと言ってないだろうに・・…

【プチのガチャポンエッセイ】(145)

【sonatina】 無論、ショパンは素晴らしいのだが、僕はヴェートーベンのピアノソナタが好きだ。ある時、YouTubeで大好きな〈ワルトシュタインソナタ〉の聴き比べをしていた。すると、PC画面右側の〈お薦め動画〉のサムネイル画面に〈ソナチネの動画〉が出て…

【プチのガチャポンエッセイ】(144)

【高速道路の変】 その日は、出張先の奈良のホテルを朝早く出て〈西名阪自動車道〉を〈山陽自動車道〉方面に向けてクルマを走らせていた。朝の出勤時間帯だったので、カーナビのVICSは渋滞の警告を表示している。道路脇の道路情報を知らせる電光掲示板にも渋…

【プチのガチャポンエッセイ】(143)

【少女漫画】 その頃の漫画雑誌の定番といえば〈少年マガジン〉〈少年サンデー〉〈少年キング〉などであった。片や少女漫画では〈少女フレンド〉〈マーガレット〉〈なかよし〉などが人気だった。僕は当然少年漫画に夢中で、やたらに目のデカイ女と、女のよう…

【プチのガチャポンエッセイ】(142)

【ミドリちゃん】 僕がバイトをしていたファミレスには、〈ミドリちゃん〉という18歳の、それは可愛い女の子がいた。今で言うフリーターなのだが、当時はそんな言葉もない。なんでも家庭環境が複雑だということは聞いたことがあったが、詳しい事情を知ってい…

【プチのガチャポンエッセイ】(141)

【深夜のファミレス】 1日200万円強の売上げがあるファミリーレストランは、深夜になっても客足が途絶えることがなかった。そのファミリーレストランの客席は、L字型に〈A〉〈B〉〈C〉の3つのフロアに区切ってあった。忙しい中、それでもタマには客足が落…

【プチのガチャポンエッセイ】(140】

【200万ファミレス】 貧乏な若者が採用されたアルバイト先は、都内でも屈指の超多忙なファミリーレストランであった。接客という仕事が初めてだったので戦々恐々であった。当初はメニューと価格を覚えるだけでも大変だった。当時の伝票は手書きだったので覚…

【プチのガチャポンエッセイ】(139)

【大腸内視鏡検査➁】 CT検査が終わって内視鏡検査室の前で待機していると、係の女性看護師さんから案内があった。「腸内がキレイになった方から順次内視鏡検査を受けて頂きますが、まだまだお通じが続きますのでシッカリとトイレには行っておいて下さいね。…

【プチのガチャポンエッセイ】(138)

【大腸内視鏡検査①】 その日は〈大腸内視鏡検査〉の日だった。僕は3年前に大腸癌の手術をした。〈癌〉はステージ1という軽いものだったので、1週間で退院できるはずだったのだが、〈腹腔鏡術式〉で繋いだ大腸の縫い目から便が洩れて腹膜炎を併発し、開腹…

【プチのガチャポンエッセイ】(137)

【緊急避難】 「キャ~~ッ❗️」トイレから家内の悲鳴がした。「おいっ!どうしたっ❗️」飛んで行ってみるとトイレのドアの外でお尻を出したままの家内が立っている。「なんだなんだっ❗️」「蜂よっ蜂っ❗️トイレの中に蜂がいたのよっ❗️恐かった~」「蜂かいっ!…

【プチのガチャポンエッセイ】(136)

【炎のアイスクリーム】 そのホテルの売り物のひとつに〈ベイクドアラスカ〉と呼ばれるデザートがあった。〈ベイクドアラスカ〉とは、炎に包まれたアイスクリームをお客様にサービスするというものだ。・・・・・・・それはこういうものである。まず〈フラン…

【プチのガチャポンエッセイ】(135)

【ROLEXの腕時計】 所謂ホテルマンは、当然、身嗜みはキチンとしている。披露宴や各種パーティー、会議や色々な催しを行う〈宴会課〉でウェイターの仕事をしていた僕も、身嗜みには気を使ったものだ。まぁ、接客商売なのだから、身嗜みは重要な仕事の一部で…