【プチのガチャポンエッセイ】(201)

【青いプチトマト】

玄関先のミニ菜園で穫れた最後の青いプチトマトを、年が明けた今でも捨てずにいる家内である。去年の12月に獲れたヤツだ。

ご進言した。

「プチトマト、いつまで経っても青いままじゃないか。捨てろ捨てろ」

しかしこんなことではビクともしない家内なのだ。

「熟して赤くなったら食べるの❗️」

「全然赤くならないじゃないか。もう1か月以上経ってるんだぞ。腐りかけたシャインマスカットみたいな色になってるじゃないか」

「・・・う〜〜ん、そうだよねぇ、赤くならないよねぇ・・・捨てようかな」

「捨てろ捨てろ❗️」

「よしっ❗️捨てる‼️」

決心した家内が、そう言いながら青いプチトマトを摘んでは、ひと粒づつシンクの生ゴミ入れに捨て始めたのだが・・・

「・・まだ残ってるぞ」

「ちょっとだけ赤くなってるじゃん。まだ食べられるよ」

この期に及んでも、まだ捨て切れない家内なのであった。